FⅡ モーニングケイリン 創刊75周年記念 日刊スポーツ杯争奪戦 第43回 幸せますカップ
令和7年2月18日(火)〜2月20日(木)
A級展望
中部の機動力型、林敬宏が主役を務める。昨年はS級に在籍し、年間6勝すべてを後期に挙げ、勝ち癖を掴んでの降級で今期は早くも2度のV。ここも果敢な走りで美酒に酔う。林を盛り立てるベテラン伊藤健詞は2月岐阜で落車の憂き目に遭い、ケガからの回復具合は前検日のコメント待ち。小玉拓真、山崎駿哉ら同じ岡山の後輩が揃った高津晃治も十分に首位争いを演じる。四国の薦田将伍はその後位から直線勝負だ。近畿勢はツボにはまった一撃が魅力の伊藤成紀を要チェック。九州勢では降級組の鶴良生が高橋優斗、石川航大の若手に託して上位進出を目指す。

山崎 航
山口(119期)
S級点獲得を目指した昨年後期は初戦の7月久留米初日にゴール後落車。崩れたリズムは最後まで戻らなかったが、年も替わって心機一転。地元戦を復活の足掛かりにしたい。

石川 航大
宮崎(123期)
チャレンジから定期昇班した昨年後期は6優出とハッスル。一気にS級点勝負まで駆け上がった。11月伊東で初優勝も、この時は番手戦。今度は自らの手で栄光をつかむ。
A級主力メンバー
伊藤 健詞
高津 晃治
伊藤 成紀
鶴 良生
薦田 将伍
林 敬宏
石川 航大
A級チャレンジ展望
昨年7月本格デビューの125期が中心。小川三士郎は12月玉野レインボーカップチャレンジファイナルにも出場した徳島のホープ。前回参戦の1月は同期を蹴散らし圧巻の3連勝で今回も完全Vを狙う。その1月に小川の後塵を拝した中西勇はリベンジマッチ。今年は優勝がないだけにそろそろだ。西岡利起は昨年優勝3回。当地初登場もホームは同じ333バンクの奈良なので対応は十分可能。ただ、岡崎克政や合地登汰、楠本政明ら先輩機動型の抵抗は必至で消耗戦になれば差し脚ある山田哲也、山村慮太、山口幸太郎が浮上する。

田山 誠
長崎(96期)
昨年末に体調を崩した影響は年始になっても改善せず、練習不足で今期に突入。2場所目だった1月佐世保2日目にようやく初白星。OKサインが飛び出せば穴党の星になる。

楠本 政明
福岡(123期)
ケガが起因の成績不振で一時は代謝のピンチも無事に回避。昨年後期は17勝のピンラッシュでデビュー初Vも経験した。若手にまじって練習することで脚力向上に努める。
A級チャレンジ主力メンバー
岡崎 克政
山村 慮太
山田 哲也
山口 幸太郎
西岡 利起
小川 三士郎
中西 勇
L級ガールズ展望
昨年10月に移籍後、2度目の地元戦を迎える山原さくらが今度は勝つ。1月は松山で2度の優勝。中旬のシリーズでは太田りゆ、GPレーサーの尾崎睦らを振り切る価値ある勝利。地の利を味方にパワーでねじ伏せる。吉川美穂は直前の大宮で今年初Vを3連勝で決めて気分良く今開催に臨める。位置取りのうまさで山原を苦しめたい。一角を崩すなら着実に力を付けてきている下条未悠で積極性はズバリ買い。長澤彩、西島叶子、黒河内由実は器用さを武器に立ち回りたい。地元ルーキーの磯村光舞の奮闘にも注目が集まる。

下条 未悠
富山(118期)
一般戦は昨年1月松阪から優出を続けており、昨年優勝はキャリアハイの7回。〝超〟一流まであと一歩だ。攻撃力に関しては屈指の存在。あとは気持ちで負けないことだ。

磯村 光舞
山口(126期)
昨年11月の単発レースは走ったがフル参戦は初めてで気持ちは昂る。1月佐世保から3場所連続優出で競走得点は50点台へ。他力本願にならず、挑戦者らしい走りを。
L級ガールズ主力メンバー
山原 さくら
長澤 彩
黒河内 由実
下条 未悠
西島 叶子
吉川 美穂
磯村 光舞