FⅡ 日刊スポーツ杯争奪戦
令和7年9月14日(日)〜9月16日(火)
A級展望
全国から強豪が集ったが、競走得点ナンバーワンの和泉尚吾がV最短評価。A級降格となった今期初戦の7月別府で優勝と好スタートを切り、その後も優出を重ねている。今野大輔との中四国連係で攻撃力を遺憾なく発揮し今期2Vへ。S級でも1勝級レーサーだった北日本の真船圭一郎は降級初戦の7月函館で失格と出端をくじかれたが、パンチ力は現級では一枚上。東日本の括りで関東の内田英介がガード役だ。中部近畿勢はダッシュ力に定評がある佐山寛明、中釜健次が一撃候補。山口智弘は付き切って上位争いへ。九州の加倉正義、飯田裕次の追い込み勢は突貫・林昴を盛り立てることが勝利への最短ルートだ。

和泉 尚吾
117期(愛媛)
前期終盤戦は猛チャージでS級残留の点数を確保したが、その反動で7月に腰痛を発症。ようやく納得いく練習ができるようになった。当地は7月に来たばかりでバンク特性は把握済みだ。

林 昴
119期(福岡)
8月小倉GⅢ決勝での林大悟、慶次郎の兄弟連係を見て、3男坊はS級への思いを強くしたハズ。今期も中盤戦に突入し、もう一段階ギアを上げたい。目指すは今年2度目の優勝だ。
A級主力メンバー
加倉 正義
内田 英介
真船 圭一郎
今野 大輔
佐山 寛明
和泉 尚吾
林 昴
A級チャレンジ展望
127期の卒期チャンプ・三神遼矢が3場所連続完全優勝(※8月宇都宮ルーキーシリーズ2025プラスはノーカウント)の特別昇班に挑戦する。当地初登場もナショナルチームにも所属しており小回りバンクは苦にしない。順当なら2着争いが焦点だ。同じ北日本の三浦綾が食い下がりに意欲を見せそうだが、今期大ブレークの田村裕也が地元初登場のルーキー・利川寛太との中四国連係で肉薄する。降班組で8月福井V、直前の玉野で準優勝と好成績を残している中村賢二は同じ中部の新人・上野幸星を得て前進は必至。吉松賢二―鈴木孝征の関東や九州の快速派・大竹野裕樹にも手を広げたい。

利川 寛太
127期(山口)
地元ルーキーがついにベールを脱ぐ。高校時代はウエイトリフティングで優勝した〝金の卵〟は社会人生活を経て輪界にジョブチェンジ。本デビュー後、3度目の決勝を目指し激走を誓う。

田村 裕也
113期(徳島)
目の色が変わったとはこのことで今期は代謝対象となる3期目を迎えたが、初戦の7月弥彦で準優勝とし上昇気運に乗ると9月松阪では優勝を飾った。闘志を前面に出した強攻策で新人キラーになる。
A級チャレンジ主力メンバー
鈴木 孝征
大竹野 裕樹
中村 賢二
三浦 綾
田村 裕也
三神 遼矢
利川 寛太