地元気鋭の野村賢がＶ候補筆頭だ。今期は５月末までに優勝３回。地元戦は昨年１１月以来で連続Ｖの期待がかかる。同県先輩の阿部龍也が野村の指定席で競走得点を稼ぐチャンス。広島の田村光昭に中四国のくくりで行成大祐も加勢してラインを強固にする。北日本の若武者・平根優大は４月大垣でのデビュー初Ｖを機に覚醒した。５月豊橋、６月岐阜に直前の伊東でも美酒と勢いは一番だ。同じ福島で機動力ある伊藤司が後輩をノビノビ走らせる。関東は西村剛の頑張りに乗じて渡邊恭典がさばき上げる。多数参戦の九州は松本定の番手を誰が回るのかがポイントだ。

岸和田Ｇ１パールカップの留守舞台で実力伯仲の大混戦も得点最上位の大浦彩瑛がシリーズを引っ張る。デビュー２年目の新鋭は３月岐阜で石井寛子、日野未来らを相手にまくりで初優勝。４月岐阜（Ｇ１オールガールズクラシックの前半戦）でもＶ獲りに成功した。スピード戦を展開してテッペンを目指す。村田奈穂がライバル。こちらも４月岐阜で今年初Ｖ。ツボにはまったまくりは魅力たっぷり。直前の平塚でまくって今期２度目のＶの五味田奈穂、５月小倉と６月富山で連続優出と近況好調の小林真矢香。地元代表の渡口まりあが〝２強〟にどこまで迫れるか。