FⅠ 九州スポーツ杯争奪戦
令和7年5月25日(日)〜5月27日(火)
S級展望
1班は7選手とあって波乱ムードは漂うが北日本が総合力で優位に立つ。阿部力也は5月名古屋G1「日本選手権競輪」のファイナリストで競走得点111点はズバ抜けた存在。同じ1班の酒井雄多を目標に鋭い差し脚を繰り出す。河野通孝と久木原洋の関東ツートップは大砲・黒沢征治に命運を託す。南関は松坂洋平と海老根恵太が格清洋介の頑張りで浮上を狙う。迎え撃つ中四国は山根将太、黒瀬浩太郎、昼田達哉、小川丈太と機動型に精鋭が揃い、ホスト役の山下一輝は目標には困らない。九州は1班の徳永哲人に塚本大樹、宮崎大空の熊本トリオとベテラン・坂本亮馬が争覇級だ。

酒井 雄多
福島(109期)
北日本を代表する名マーカー・成田和也の愛弟子は先行、まくりを基本に流れで前々勝負と攻め幅が多彩。3月の「毛利賞争奪戦」を走ったばかりでバンク特性もインプット済み。

黒瀬 浩太郎
広島(123期)
広島の次世代エースは昨年末に3場所連続完全優勝でS級へ。4月伊東アドバンスでS級初Vと勢いに乗る。一線級のマーク屋も苦労する自慢のダッシュで初走路攻略へ。
S級主力メンバー
松坂 洋平
阿部 力也
徳永 哲人
酒井 雄多
山下 一輝
小川 丈太
黒沢 征治
A級展望
シリーズリーダーの川口雄太は今期6Vと無類の強さを誇る。中四国のくくりで地元・山崎航との連係を模索するか、前へ前への攻撃的な走りで圧倒的人気に応える。抵抗勢力には金澤竜二と相澤政宏の北日本が一番手に挙がる。まくりが十八番の金澤は1月久留米でVの実績がある。相澤は派手さこそないが連結を外すことは考えづらい。2班の大高彰馬が予選から勝ち上がれば戦力はさらにアップする。小池千啓が一撃候補だ。関東の気鋭は1月立川で優勝。2月前橋と同月京王閣では準Vと力感あふれる運行が魅力。九州の古川貴之も大崩れはないタイプで池田浩士との佐賀タッグで一角崩しといきたい。

立花 成泰
岡山(82期)
S級返り咲きを目指してラストスパートだ。3月取手から4連続優出で勝負駆け圏内までやってきた。コースを縫っての強襲劇が得意パターン。穴党の星が輝いてみせる。

山崎 航
山口(119期)
直近4か月の逃げの決まり手は2桁に迫る勢い。飛躍的ではないが着実に復活ロードを歩んでいる。A級戦では唯一の地元戦士。連勝で決勝へ勝ち上がった2月当地戦の再現へ。
A級主力メンバー
池田 浩士
金澤 竜二
古川 貴之
相澤 政宏
川口 雄太
小池 千啓
山崎 航