開催展望prospect
S級展望
地元勢による13年ぶりの記念制覇の歓喜から1年。清水裕友が堂々の主役を務める。今年はダービー準優勝をはじめGⅠで3度の優出とSS班としての責務を果たした。2年連続のグランプリ出場も当確と言っていい状況だが、手綱を緩めることはない。
桑原大志は昨年の記念は負傷のため無念の欠場。2年越しの大舞台に、静かに闘志を燃やす。
宮本隼輔は3月当地の「国際自転車トラック競技支援競輪」でGⅢは経験したものの、地元記念となればプレッシャーも増大。それでも、大胆不敵な走りで猛アピールする。
遠征勢の筆頭格は郡司浩平だ。鎖骨骨折から復帰初戦となった8月名古屋のGⅠ「オールスター」で優出すると、9月松阪のGⅡ「共同通信社杯」の優勝で賞金ランク7位にジャンプアップ。初のグランプリ出場も現実味を帯びてきた。昨年の当地記念は3連勝で勝ち上がりながら清水の後塵を拝しただけにリベンジを果たしたい。
三谷竜生、村上博幸の近畿コンビは、10月前橋の「寬仁親王牌」でワンツーと復活のノロシを上げた。5年ぶりのGⅠ制覇を飾った村上はもちろん、清水のまくりを許さず2着に逃げ粘った三谷の復調ぶりも顕著だ。
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渡部 哲男 (愛媛県)84期決め脚が冴えわたりビッグ戦線でも白星を量産。今年は3割を超える勝率を叩き出している。中四国ラインを重んじてくれれば、地元勢にとっては心強い味方になる。 |
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植原 琢也 (埼玉県)113期独自の理論を持ち、競輪選手の屈強なイメージとはかけ離れたスリムな体躯が目を引くスプリンター。当地はチャレンジ時代の昨年12月に完全Vの実績がある。 |
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